HAPPY NEW YEAR 2015!
新年あけましておめでとうございます! 昨年度は、海外生活10年を期に一度自らのルーツに還るべく、日本を拠点にして活動しながら、自分の方向性を探る一年となりました。日本の良いところも悪いところも、間近で見て、触れて、学んで、たくさんのことを吸収しながら、新たに見えてきたものがあります。 心も新たに、今年はまたサンフランシスコ・ベイエリアを拠点にし活動してゆく予定でおります。 初心・冒険心を忘れず、新しいことに挑戦し、思い描く世界を形にしていきたいと思います。 本年もよろしくご愛顧のほど、ひとえにお願い申し上げます。 山口碧生 * Goodbye, 2014: Hello 2015! As to celebrate 10 years anniversary since I moved to the United States, I have spent most of the
New Letterpress Postcard Series "ORIGINS: もじのみなもと" No.1「ひつじからなる美」Beauty / Voluptuous Lamb
温故知新 ー「古きを訪ねて新しきを知る、これぞ師とするに相応しい」とは孔子の云ったことばです。古きを学ぶというのは、そこから万古不変の真理を知り、自らの糧にするということ。いま現代にいきる私たちが、教えられた通りに覚え、当たり前のように使っている文字たちは、いったいどうしてこういうかたちをしているんだろう。どんな人々がどんな景色を見て、幾人もの手を経て、描かれてきた記号なのだろう。そんなわたしの知的好奇心から、こうして文字の起源を辿っていったら、みるもの、きくもの、ふれるもの、あるがままに、古代の人々が象取って、残した「もじ」のかたちが見えてきました。 そこで第一弾は、2015年の干支「羊」をテーマに、年賀状として送れるポストカードを作りました。 ORIGINS もじのみなもと No.1:「ひつじからなる美」/ “Beauty / Voluptuous Lamb” 「美」とは大きく成熟した羊の、上から見た角から足までの全体の容姿を象った文字。「羊」とは正面から見た羊のかたちを象った文字。古代では神への犠牲(いけにえ)として、容姿の美しく美味である肥えた羊が供えられたことから、羊は神の代名詞として大切にされ、うつくしいという意の「美」を象徴するようになりました。この「美」に隠れた「羊」の存在が、パール箔押し加工できらきら浮かんで見えます。あなたの2015年が、美しく輝くものになりますよう、という願いをこめて。いまわたしの手元から、あなたの手に渡る「もじ」のせかいを、お便りの形でお友達や大切なひとに渡してみませんか。 Inspired by the history of the origins of Kanji characters, I have crafted a series of unique postcards titled “ORIGINS.”
Guest Talk & Calligraphy Workshop at Google San Francisco
先月9月26日、Google San Francisco Officeにお邪魔してきました。 ご存知GoogleのGlobal headquartersはMountain Viewにありますが、サンフランシスコオフィスは、フェリービルディング近くのFinancial Districtにある大きなコンプレックスの中にあります。オフィス内にあるカフェテリアからはBay Bridgeが一望できるという贅沢さ。こんな気持ちよく晴れた日に、Bay BridgeとTreasure Islandを眺めながら仕事ができるなんて最高の環境ですね〜。私も、自分のアトリエをこんな景色の良い場所に構えたいものです。清々しい線が描けそう。 Last month in September, I visited Google San Francisco Office to give a presentation at their guest speaker series.
Live Calligraphy on Personalized "Sensu" Fan at Hakone Garden, Saratoga
サンフランシスコから車で約一時間ほど、南に車を走らせたところにあるサラトガという街に、Hakone Estate & Gardensという日本庭園があります。10年間ベイエリアに住んでいながら、私も知らなかったこの秘境の地。今回はここで開催される、とあるコーポレートイベントでの書道揮毫のお仕事のご依頼で、Hakone Estate & Gardens への初訪問です。 訪れたこの日は9月の月初。からっと晴れたカリフォルニアの日差しと、乾燥した空気に、庭園の緑がまぶしい。竹林や池もあり、まるで本当に日本に居るみたい。今年は3月に箱根、7月下旬に鎌倉を訪れたので、箱根や鎌倉の古き良き日本の景色を思い出しながら、イベント開始前の一時間、ゆっくりと散歩してきました。 今回は日本庭園ということもあり、お着物で参加。扇子に、お客様に選んでもらった漢字をその場で揮毫します。イベント終了後には、お土産としてお持ち帰りいただきます。 「遊」の字を、扇子にゆうゆうと。 即興で揮毫するため、折り目のくっきりしている扇子にそのまま書くので、線をのびのびと走らせるのは簡単ではないけれど、ぽこぽこした線もまたご愛嬌。お家に持ち帰り、それぞれの場所で、大切にしていただけたら嬉しいです。 5本指全て使い、くっと折り目を押さえ込みます。指が5本あって良かったと、思う瞬間です。 十人十色の扇子が出来上がりました。 こうやってリクエストを聞きながら揮毫していると、人によって選ぶ文字が違い、そのひとの人柄が垣間見えます。そういった時間が楽しくて、会話を楽しみながら書きました。こんな時間、毎日あってもいいなぁ。 久しぶりに筆を持って人々と触れ合い、楽しいひと時を過ごしました! JTBの皆様、そしてイベント関係者様、どうもありがとうございました。 今後のみなさまの益々の発展とご多幸をお祈りしています。
Live Calligraphy Performance "結" for TEDxTokyo 2014 | Shibuya Hikarie, Tokyo
今年5月31日に渋谷ヒカリエにて開催された、TEDxTokyo 2014に出演させていただきました。今年のTEDxTokyoのテーマ ”結 Connecting the Unconnected” をパフォーマンスのテーマとして、イベントの幕開けを飾る書道パフォーマンスを、新体操ダンサーグループ Sadalsuud と、ギタリスト虎岩正樹さん率いるTEDxTokyo 2014 House Bandとのコラボレーションで披露しました。パフォーマンスの模様はTEDxTokyoサイト上にてライブストリーミングされ、海外からも同時中継で見てくださったというメッセージを沢山頂きました。以下のYouTubeリンクからもパフォーマンスの映像を見ることが出来ます。興味のある方は、ぜひ! 今回のこのパフォーマンスの全ての要素は、漢字の「結」という文字と、バラバラに点在していたものが一つに繋がってゆくイメージを表現しています。ダンサーの動きはリボンとともに宙に「結」の字を体で描き、音楽は「結」の字を書く筆の勢いやリズムを音で描き出します。書を表現素材とする私の、平面の芸術である書を、立体に起こし「体感」出来るものにするという試みです。 Inspired by the theme “結 Connecting the Unconnected” of TEDxTokyo 2014, every element in this performance is dedicated
Calligraphy Workshop at SK-II Pop-up Studio in San Francisco
I was asked to teach workshops for three days at SK-II Pop-up Studio in Union Square in San Francisco from May 16 – 18, in coincide with SK-II USA’s 2
サンフランシスコ通信『生生流転』ルーマニア公演 書の研究12月号掲載 “Shō Jō Ru Ten” Report featured in Sho No Kenkyu, Japan
去年の夏6月に、NYを拠点とするコンテンポラリーダンサー橋本有子と共に、ダンスと書のパフォーマンス『生生流転』ルーマニア公演へ行って参りました。音楽を作曲してくれたのは、サンフランシスコを拠点に活動するミュージシャン・メディアアーティストChristopher Willits氏。在ルーマニア日本国大使館主催で開催されたこの公演に加え、ブカレスト市内の5大学と日本人学校での講義&ワークショップ指導も行ないました。そのレポートが、「書の研究」12月号に掲載されましたので、ぜひ紹介させていただきたいと思います。 このワークショップやパフォーマンス公演からの写真も、後にアップします!
Absolut Vodka x Aoi Yamaguchi "戀矢文 KOIYABUMI" Behind the Scenes
去年4月に頂いたAbsolut Vodkaとのコラボプロジェクト。詳細をすっかりポストし損ねていましたが、ここでアップしたいと思います。 このAbsolut Outrageous Masterpieceというプロジェクトは、AbsoluteVodkaが選ぶアメリカ各主要都市のアーティスト数名がボトルをペイントし、それぞれそのボトルをフィーチャーするイベントをバー/クラブで開催するというもの。テーマは、同性愛コミュニティー人権擁護ということもあり、イベントはそれぞれの都市にあるLGBTバーやクラブという、またひと味変わったキャンペーンでした。私の身長よりも少し小さいくらいの、等身大サイズのAbsolutボトルを渡され、それを半月程かけてペイントしました。 コンセプトを練ること数日。 日本人である私らしいコンセプトは何だろう?と考えた末、頭にラブレターと矢文が浮かんできました。 数日かけてGessoで下地づくり。大事なところはマスキング。 インクとペンとを混ぜたものの乗り具合、ゴールドの乾き具合を見る。 最後のヴァーニッシュで光沢が出て、黒に深みが。 ペイント後。スタジオの壁にもかなり派手にやらかしました。 ロゴステッカーを貼ると、締まりましたね。 次は、着物をイメージして考えたデコレートに使う紐を墨で染める作業。 やっぱりどこまでも書にこだわりたいなと。 矢に使う羽も、和紙を墨でさっと色付けしてから切り込みを入れた。 My approach for Absolut Masterpiece Bottle: “戀矢文 / KOIYABUMI” During warfare in pre-modern Japan, “Yabumi”
Home Sweet Home: Winter in Hokkaido
ご挨拶が遅くなってしまいましたが、皆様、新年明けましておめでとうございます。 極寒の北海道、札幌に帰ってきました。毎日-3℃から-15℃を繰り返す、一面の雪に覆われた、北海道。 年中比較的暖かくて雪にはお目にかかれないサンフランシスコに慣れた体は、びっくりしているよう。 辛抱強く待ったかいがあり、O-1ビザ更新申請が無事に承諾され、アメリカで芸術活動をしていく可能性が、また広がりました。2014年は、新たな可能性を探りながら、また違った角度から色んな事に挑戦していける一年にしたいなという思いと、一度ルーツに戻り、書と自分を見つめ直すという意味から、日本を拠点にしてしばらく活動しようと思います。またどんどん面白いことをやっていきたい。見た事のないものを創っていきたい。世界のより多くのひとびとと繋がっていきたい。足下から根を張って、できることをひとつひとつ。 今年は、私の活動を通して触れるもの目にするもの感じたこと、もっと頻繁にアップして共有していけたらと思います。 毎年思う事なのですが、、継続は力なりですね。 コミッション作品制作、ロゴ豪筆、ライブ書道パフォーマンス依頼、イベント企画など、今まで通り日本国内、海外からも承っております。 お問い合わせはお気軽にinfo@aoiyamaguchi.comまでEmailでご連絡ください。 では、今年もどうぞ宜しくお願い致します。 _ Dear my friends and families in the world, A Happy New Year! Please excuse me for such a late New
Art Installation & Sales at Ensoma Marion Pernoux
Just in time for the holiday season – We would like to invite you to the exhibition & art sales of my conceptual calligraphy artworks at a beautiful space of